子宮頸がんにならないために出来る予防方法は?徹底解説!
子宮頸がんは、乳がんに次いで罹患率の高い女性特有の病気です。死亡率も高く、また好発年齢と妊娠可能な時期が重なっているため、妊娠や出産といったライフイベントを妨げるものともなっています。この子宮頸がんの予防には冷え性の改善が有効だとされており、普段の生活での心がけるべきことは何か、見ていきましょう。
子宮頸がんの原因とは
子宮頸がんを予防するためには、その原因を知っておく必要があります。一般に子宮頸がんはHPV(ヒトパピローマウイルス)の感染によって引き起こされるものです。このウイルスは性感染がもっとも多いため、性行為の際のコンドームの使用や、不特定多数との性交渉を避けるなどが基本の対策となります。しかしこれ以外にも、化学物質やさまざまな刺激によって細胞が癌化してしまったり、冷え性が原因の場合もあるとされているため、なるべく子宮口付近をあたたかく保つ生活を心がける必要があります。ちなみに、子宮頸がんというのは子宮の入り口付近の狭い部分に起こるがんを指すものです。似たものとして子宮体がんというものがありますが、こちらは子宮の内部深くに発生するもので、子宮頸がんに比べてかなりまれな病気です。
子宮頸がんの予防の基本、ワクチンと診断
子宮頸がんは先述のようにウイルス感染によって引き起こされる可能性があるため、ワクチン接種がもっとも一般的な予防策です。子宮を持つ女性であれば誰でも罹患のおそれがあり、好発年齢が30代から40代と他のガンより若いのが特徴ですので、積極的な接種が推奨されます。また、おりものの変化や生理不順、下腹部の痛みなどの不調があった場合は要注意です。情報サイトなどで子宮頸がんの兆候をしっかりと学び、類似の症状があった場合にはすみやかに医療機関を受診しましょう。婦人科の診察が恥ずかしいなどの理由で発見が遅れると、命にかかわる事態に発展する病気です。信頼出来て、普段から気軽に受診できるような婦人科の病院を見つけておいて定期的に検診を行うのがおすすめとなります。
自分でできるもう一つの予防法、冷え性対策に布ナプキン
ウイルスとは別の子宮頸がんの原因、冷え性と子宮への刺激を抑えることは自分でも出来ます。そのひとつが、ふだん使うナプキンの選び方です。多くの女性が使っている通常の使い捨てナプキンは、実は石油化学製品ですので、通気性も悪く化学物質を子宮付近に触れさせることになってしまいます。そこで、自然な素材でできた布ナプキンの使用がおすすめです。肌に優しく刺激を与えないため、細胞の癌化を起こしにくいと考えられます。また、体温が高いと免疫力が高まるため、下腹部や手足の末端の冷えも大敵です。布ナプキンは通気性が良いだけでなく、保温性も高いため冷え性対策としても有効なものになります。使い捨てカイロを併用することでさらに下腹部を温められるため、血流の改善と免疫力の維持に役立つのです。
まとめ
子宮頸がんは女性にとって警戒すべき病気ではありますが、やみくもに怖がらずに原因と予防策を知り、しっかりと対策をとっておくことが重要です。なかでも布ナプキンの使用は冷え性への対策と合わせて有効な手段ですので、これを機に使い捨てのものから変えてみてはいかがでしょうか。