子宮頸がんには「扁平上皮がん」と「腺がん」があります!
子宮頸がんは子宮頚部の膣に近い側の表面をおおっている扁平上皮にできる「扁平上皮がん」と、子宮頸部に近い側の粘液を分泌している腺上皮にできる「腺がん」に大別されます。子宮頚がん検診で早期に発見されるのはほとんどが扁平上皮がんです。子宮頚部腺がんは残念ながら検診での発見が難しく、進行して症状があらわれてから発見されるケースが多くなっています。
子宮頸がんに占める扁平上皮がんと腺がんの割合は、以前は8対2でしたが、最近は腺がんが増えて7対3近くなっています。これは、扁平上皮がんはがんになる前の異形成や上皮内がんの段階で発見されていることがあげられます。
子宮頸部の扁平上皮と腺上皮の境界部分は、子宮頸がんを発症させるヒトパピローマウィルスが入り込みやすくなっています。そのため、がん細胞はこの境界部分から発生するといわれています。
この境界部分は女性ホルモンのエストロゲンの作用で、膣側から子宮側に移動するといわれています。エストロゲンの分泌が盛んな性成熟期は境界部分は膣内にあり、検査の時にコルポスコープ(子宮膣部拡大鏡)でよく観察することができます。逆に更年期になってエストロゲンの分泌が減ってくると境界部分は警部の内部へと入り込んでいき、目視しにくくなるため発見しづらくなります。子宮頚部頸がんはさらにみつけづらいとされています。
なにはともあれ、大事なことは定期健診をうけていくことです。子宮頸がんといっても2種類あることは知っておいてくださいね。
婦人科系疾患には温活がおすすめです♡ ~布ナプキン温活法~
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