【悩んでる女性アスリートも多数】冷え性の予防について
女性アスリートの悩みのなかでも多くあげられる「冷え性」。男性アスリートよりも筋肉量の少ない女性アスリートに多くみられる症状といわれており、手足の冷えなど日常生活に支障をきたすような経験をした方も多いのではないでしょうか?そこで今回は、冷え性の予防策について解説します。
血行を良くする食事をとろう
手足の冷えを予防するには、カラダを内側から温め、血行を良くし、カラダ全体に血液が流れるような食事をとることが大切です。多くの女性が好む、砂糖たっぷりの甘いスイーツや脂っこいもの、インスタント食品などはカラダを冷やしてしまいます。冷え性を予防するには、ウナギやアーモンド、落花生、卵黄などに含まれるビタミンEや、柑橘類や緑黄色野菜に含まれるビタミンC、豚肉や大豆、卵に含まれるビタミンB1、レバーや大豆に含まれるパントテン酸、そしてたんぱく質をしっかりと摂取することを心がけましょう。
適度な運動を心がけよう
手足の冷え、冷え性を発症してしまう原因として筋肉量の低下があげられます。カラダの部位ごとに基礎代謝を分けると、筋肉が約38%と大部分を占めます。そのため、筋肉量が少ないと、体内で作り出せる熱量が少なくなり、冷え性へとつながってしまいます。特に脚には、全身の約7割の筋肉が集中しているため、下半身を動かすようなストレッチやスクワット運動が効果的です。
また、1日30分以上歩くなど、適度な運動を生活習慣にしていくと冷え性の予防に効果抜群です。例えば、最寄りの駅まで歩いてみたり、駅構内では階段を積極的に使ってみると、今までより足の筋肉をつかうことになり、冷え性の予防にもつながります。
また、適度な運動は、筋肉量を増やすだけでなく、自律神経の機能を高める効果もあり一石二鳥です。
小さな生活習慣を見直してみよう
「少しくらい・・・・・・」と思っていたその生活習慣の乱れが手足の冷えを引き起こしてしましまうため、些細な乱れを見直し、修正することが冷え性の予防につながります。例えば、入浴。38~40度程度のぬるめのお湯にゆっくりつかるほうが、カラダの芯から温めることができます。
また、筋肉量を減らしてしまうような無理なダイエットは禁物です。血行を良くする食事を心がけ、バランスの良い食事をとることでカラダの熱量がうまく体全体に行きわたるようになります。さらに、冷え性の予防のためにはタバコは控えるべきです。タバコは血液の循環を悪くしてしまうため、体内でつくられた熱を全身に運ぶ機能が衰えてしまいます。
そして、血液の流れをより良くするするために、カラダを締めつけない衣服や靴を選びましょう。どれも些細なことですが、少しの意識が冷え性の予防へとつながります。
いかがでしたか?冷え性の予防には、些細な生活習慣を見直し、修正していくことが大切です。もちろん、今すぐに全ての生活習慣を修正していくというのは大変なことです。まずは、自身の生活習慣の中で冷え性につながるような習慣を見つけてみましょう。その中から、一つ一つ時間をかけて改善していくことが冷え性の予防、また悪化防止につながります。