不妊の割合(確率)について
近年、晩婚化が進み子どもを産むことに対してのリスクが大きい人も多くなってきました。
不妊症の方以外にも「子どもができない理由」で苦しんでいる人が他にもいます。
今回は、不妊の割合について、そして子どもができない方のお悩みについてお話しします。
不妊の原因について
「不妊」は一言で表すことのできないもので、原因はたくさんあります。
大まかに分けると、女性の身体に異常がある場合、男性の身体に異常がある場合、またはその両方に原因がある場合に分かれます。
主な不妊になる原因は
1.女性の身体に異常がある場合
→卵巣機能不全、子宮内膜症など
2.男性の身体に異常がある場合
→無精子症、性交障害など
3.その他
→不妊の原因が不明な場合など
4.女性、男性ともに原因がある場合
→上記の1 と 2 に原因がある場合
不妊の確率の目安は結婚してから1年
結婚してから1年経っても子どもができなかった場合、不妊症を疑い始めて良い時期です。
避妊をせずに、だいたい半年間で子どもができる確率は7割、1年で9割、2年で10割と言われています。
「避妊しなかったらできてしまった」
というのがごく自然な流れです。
妊娠する確率について知っている人からすると、結婚した夫婦を見て
「なぜ子どもを作らないの?」
という質問をぶつけるのはごく自然なこと。
しかし、不妊症で子どもができない方にとって、努力しているのにできないので非常に傷つく言葉になるのです。
不妊症は子どもはできないの?
不妊症というのはあくまで「症候群」です。
病気ではありません。
理由はともかく、「避妊をせずに一年以上経っても子できない方」は不妊症と定義されているのです。
不妊と病気の違いは?
病気は、頭が痛い、お腹が痛いなどの何か症状があって受診することが多いと思います。
しかし、不妊はそもそもの定義が違います。
痛みや違和感が全くなく、特別症状といった症状がないので原因の特定が難しいのです。
精子も卵子も異常がないのに受精できないケースや、排卵があっても精子とうまく結びつかないケースもあります。
なので、不妊症の原因は「妊娠に至るまでの過程の段階で何らかの障害がある」と想定しているのです。
そして、不妊症の疑いがある方は血液検査などを通じて不妊になっている原因を探ります。
医学的に解明されているものもも多いですが、まだ不確かなものもあり不妊といっても様々な原因があります。
不妊症か病気かを見分ける方法
不妊症か病気かを見分けるためには、まず基本検査を受診します。
異常が見つからなければ、排卵と写生のタイミングを合わせる「タイミング療法」を行います。
半年をメドに、結果が出なければ次は排卵誘発(卵巣を刺激して卵胞を多く成熟される)をするように考えていきます。
これを「ステップアップ治療」と呼んでいます。
結果が出なければ、人工授精、体外受精、顕微授精…とステップアップをしていきます。
つまり、原因はわからなくても酥油がいがクリアできるようになってきています。
温活をして、体質改善を
女性の身体の体調不良の多くは、「冷え」が原因です。
この機会に不妊症についての理解を深め、温活をしていきませんか?