【女性アスリートも悩みどころ】子どもが欲しくても不妊になってしまう原因は?冷え性を改善しましょう

子どもが欲しい女性アスリートの夫婦にとって不妊は大きな悩みです。日本は不妊治療を受けている患者が世界一多い国と言われていますが、その治療数に比べて無事妊娠・出産に結び付いた件数は世界最下位という統計があり、努力が報われないケースが多くなっています。治療に頼るだけではなく、日常的なことで不妊治療の効果を高めるにはどうすればいいでしょうか。

「不妊症」の定義とは何か

妊娠を希望する健康な男女が避妊を行わずに一般的な夫婦生活を行っているにもかかわらず、一定期間妊娠しないとき不妊症と診断されます。日本における産婦人科の医会や学会ではこの「一定期間」については「1年間というのが一般的」と定義しているため、妊娠の機会を逸しないように、医療機関では不妊検査や治療を勧めることが増えてきています。不妊に悩む夫婦はおよそ10組に1組と言われていましたが、最近では妊娠を希望する年齢層が高くなっている傾向にあるため、この割合は今後もっと高くなっていくと予想されています。不妊症は病気ではありませんが、心身にかかるストレスは大きく精神的に不安定になってしまうことも少なくありません。早めに専門医に相談することと、日常生活の見直しと改善が必要となります。

女性ばかりが原因じゃない不妊症

不妊症の原因としては、女性の場合、卵巣から成熟した卵子が排卵されなかったり育っても上手く排卵できない排卵因子の場合や、受精した卵子を子宮へ運ぶ卵管が癒着や閉鎖などのトラブルを起こす卵管因子などが多くなっています。しかし、不妊は女性側ではなく男性側に原因がある場合もあります。男性の場合は精子の数が少なかったり運動性などの性状が悪い、もしくは精子が全くない状態の造精機能障害の場合や、作られた精子が排出されない精路通過障害などがあります。一般的に女性の不妊原因は男性よりも複雑であるとされており、因子のみならずホルモンの働きも大きな要因であるため、検査の種類は男性よりも多くなります。また、検査をしても男女ともに全く問題がない不妊も、全体の20パーセント近くを占めています。

妊活するなら冷え性を改善することが大切

妊娠を望む夫婦向けに妊活情報誌が数多く出版されていますが、その中でひんぱんに書かれていることが「体の冷え」に関する記事です。冷え性は婦人科系の症状に大きく関係しており、卵巣機能の低下をもたらす月経困難症などに加えて、血液の循環が悪くなり着床障害や不育症などで妊娠しにくくなるなど、冷え性も不妊の大きな原因と言えます。冷え性を改善するためにはお風呂にゆっくり浸かることや体を温める食材を食べることなど、自宅でできる簡単な方法がたくさんありますが、ピンポイントで子宮周辺を温めることが妊活には重要です。妊娠に必要な女性ホルモンと、受精後の妊娠の維持に必要なホルモンは卵巣で産生されるため、冷え性改善グッズなどで妊活の大敵である冷え性を改善することが大切であると言えるでしょう。

不妊治療におすすめは布ナプキン

冷え性を改善するグッズはたくさんありますが、中でもおすすめは布ナプキンです。会陰部にはツボがあり、直接温めることによって体全体の体温を上げることができます。温かさを維持できるように専用に設計されているため、低温やけどなどの心配も要りません。不妊治療を行っている方も、これから妊活を始める方も一度試してみてはいかがでしょうか。

 

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